2000年夏の山旅(中央アルプス越百山〜空木岳)
大島一恭
昨年痛めた左膝も何とか回復してきたので中央アルプス縦走を計画、当初一人で木曽駒までの積りだったが、小屋番の久保田氏にTELすると「わしも行く」と言われたので二人にて空木までとする。入山・下山の配車等奥様のお陰で楽をさせて頂いた。
8月11日(金)晴後曇り夕立 山荘6:00〜7:00中小川避難小屋-8:30乙女の滝-10:30飛竜の滝
-12:00水場-13:00稜線-15:00越百山-16:00越百避難小屋
大島車にて広域農道を松川方面に南下、千人塚の標識を右折、千人塚・シオジ平を経て中小川避難小屋の横に車を置く。かなりの悪路で何回か腹を擦る。暫く林道を歩き与田切川支流の中小川の遡行を始める。水は少なく徒渉はなく快適な河原歩き、左岸を高巻く途中に「乙女の滝」可愛い名だがロープ・鎖でトラバース、下の滝壷までかなりある。水のある時は怖くて通れない。梯子で相生の滝を高巻いて三段の滝にでる。赤ペンキ印がハッキリしていて、梯子・鎖・ロープで高巻けるので良いが、滝を直登すると可也きついのでは?
「カモシカ落し」を梯子・鎖で登り展望台にでるとヤレヤレ。南アの見晴らし良く、見下ろすと中小川の下の河原が見え、滝やゴルジュは全く見えず渓谷そのもののイメージが捕らえ難い。後は本当の小川になって何回となく右へ左へと渡り、沢を離れる。テント4〜5張張れそうなきれいに整地された台地にでる(旧越百小屋跡)、水場まで戻れば10分程、禁止されてるがテントで行ける!後は主脈縦走路に出て越百山頂上。越百避難小屋へは木曾のほうへ20分程下りる。営業小屋主から避難小屋代として一人二千円要求され頭に来る。
が、確かに壁に書いてある。夕飯を作ってると物凄い夕立がくる。ここ連日との事。
8月12日(土)晴時々ガス 小屋5:30-6:30越百山-9:00仙涯嶺-11:00南駒ケ岳-15:00
空木岳-16:00空木平避難小屋
越百山まで戻るのに1時間もかかってしまった。二人とも調子悪く本日はノンビリペースとする。となるとダラダラと歩くが、越百〜仙涯嶺〜南駒と快適な稜線歩き、ユックリと楽しませてもらう。南駒〜赤椰岳の稜線から見る摺鉢窪のカールと赤屋根の避難小屋はなんとも言えず良いムードである。聞く所によると、一面のお花畑の桃源郷(但し水が無い)。次回此処だけを目的に来たいものだ。(宝剣から見た南駒は空木の横でドッシリと構えて大きな山の印象が強く憧れの山でした)。小屋まで迫っていると言う百間ナギを覗いて見たいものである。空木に着くと、人人。そういえば、越百からは誰にも会ってなかった。
新装なった駒峰ヒュッテは営業もしてる。夕食はカレーだけらしいけど。シュラフもあるそう。でも我々は雰囲気の良い空木の避難小屋へ。着いた時は他2人だったが、日暮れまでには満員御礼となった。一人五百円の寄付のお願書の箱が有ったので、此処は気持ち良く2人分千円入れさせて貰った。避難小屋はこうでなくっちゃ。
8月13日(日)晴 小屋6:00-8:30池山水場-10:00林道終点(1250m)〜12:00山荘
通いなれた?下山路。早々に池山の水場。此処も新築の避難?小屋ができている。役所は予算が余ってるらしい。池山周遊のハイキング道も出来てる様。林道終点から久保田氏の奥様に電話を入れ、迎えに来て貰う。さすが携帯電話、なんという軟弱。
久保田車で中小川避難小屋の大島車を取りに行く。さすが高級車、エアサスで車高がHIとなり、腹を擦らない。松川温泉で汗を流す。
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