2000年マッターホルン登頂(3)
Alpine Center Zermatt よりのメールによる返事は私のリクエストに基ずき下記ツアーを優先的に予約するから実際の登攀の2‐3日前にセンターに来なさいと連絡があった。
8月19日 Riffelhorn
20/21 Rimfischhorn
22/23 Matterhorn
現地の状況の確認や、気象予報のチェックのためである。
この返事がきた7月31日、私のマッターホルン登頂予定日が確定し、日本出発日も予定を早めて8月16日で決まった。
今回の山行は自分ひとりで計画していたので登攀前の準備、現地でのトレの内容でアルパインセンターのマッターホルン登攀の手引き、及び山と渓谷社から出ている
五十七歳の頂上(高橋銑十郎著)が大変役立った。
16日関空出発、チューリッヒ空港近くに泊まり、17日昼過ぎツエルマット到着。
ホテルチェックイン後、Alpine Center Zermattへ行きガイド付き登攀予約の確認をする。最終確認は天気予報をチェックの上、センターでガイド料金の5パーセントを支払い、登攀の前日に行う。
ガイド料金は山やルートによりセンターで決められており、一人で行く場合、グループの場合により変わる。また小屋利用の場合の小屋代、また途中の交通費は全てガイドの分客が払う事になっている。
日本出発前に体力トレーニングはかなりやったつもりで自信もあったが、不安は高度順化と時差の克服にあった。出発前に藤本先輩に日本山岳会会報の情報も頂き、富士山には2回登るつもりであったが、1回目は駒ヶ根の雪線まで出掛けたが雨で止め、空木岳の途中までのトレでお茶を濁し、2回目は夏の富士山の余りにもの混雑振りに恐れをなし、忙しいことを理由に取りやめた。
残された時間をいかに有効に使い23日のマッターホルンに備えるかである。
17日午後センター(1620m)を後にしてFURI(1886m)、ZUMSEE(1763m)時間ほどの散歩で足慣らし、時差調整。
ヘルンリ小屋
18日。トレーニングのため。マッターホルンのヘルンり小屋までツエルマットから歩くことにする。ホテル発7時30分(1620m)、SHWARZSEE駅9時30分(2583m)ヘルンリ小屋12時15分(3260M)SHWARZSEE駅からヘルンり小屋まで疲れの為かなりゆっくり、ロープーウェイで来て小屋まで歩く若いく日本人夫妻(ロンドンに駐在中)について行けず、ショック。
彼らは時差も無いし、1000mくらいをロープーウェイで着たんだと自分を慰める。
小屋のテラスで昼食後、SHWARZSEEまで歩き、ロープウェイでツエルマットへ。
この日は高度1640mほどの登り700mほどの下り、海抜3260mの体験トレ。
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